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ラスト1秒までこだわり抜いたレコーディング。

1 Posted by - 2016年6月15日 - PICKUP, REPORT

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5月3日。藤岡、藤田、小浦、VahnのRaftメンバーは、バンコク市内のとあるレコーディングスタジオに集結していた。「Vintage Studio」。目的は、Raftのオフィシャルサイトでダウンロード販売するための曲を収録するため。1st.CDに収録されている「Mai leur krai」と「Waking up by beach with you」をVahnの歌声で再録し、藤岡が書き下ろしたバラードを新たに収録すること。与えられた時間は3時間。ヴォーカルのみではあるが、3曲を3時間で撮り終えるのはハードであることは明白だった。

まずは既存の2曲の再録から入る。ここで発揮されたのは、Vahnの柔軟性だった。藤田の「ここのリズムは、タ・タ・タ・タタタタタで…」というアドバイスをすぐ歌に反映し、完成度を高めていく。そのスピードと歌声の進化に、メンバーが思わず歓喜の声を挙げるシーンもあった。

残されたのは、新たに収録するバラード。こちらは藤岡との二人三脚で曲を煮詰めていった。製作者として一片の妥協も許さない藤岡。収録したテイクを隅々まで確認して、英語とタイ語を混じえながら細かく指示を出していく。時に見せる非常に厳しい表情は、穏やかでおおらかな彼からは想像できない新たな一面だったが、何よりも、終了1秒前までクオリティにこだわる姿が印象深かった。

バラードを除く2曲のダウンロード販売は、準備が整い次第、Raft・オフィシャルサイト内で開始される。サイト自体のローンチを含めて改めて告知するが、その前にRaftにはするべきことがある。5月5日@PLAY YARDのライブを成功させること。レコーディング終了後、彼らはライブに向けて準備を始めた。各々のペースで。

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